上手くやる為に酒を飲んでいたはずだった話
仕事へ行くために、酒を飲んでいた。
人と会話をしないといけないから飲んでいた。
部屋を片付けないといけないから飲んでいた。
それがいつのまにか、酒を飲んでいるから上手くいかない。
にかわっていった。
気づかないうちに、すりかわってた。
全然気が付かなかった。
鬱が酷くなって、心療内科へ行った時も、
アルコールが原因とは言われなかった。
抗うつ剤を貰った時、多分酒とは飲まないように言われたけど、
酒を飲まないことは出来ないので、酒と飲んでた。
アル中だとか気づかなかったし、
親だって、酒を沢山飲むだらしのない人間だと 言ってた。
母親を喜ばせるために一生懸命やっていたのに、
一生懸命お酒飲んで頑張ってたのに、
親にも職場にも知り合いにも、
なんで馬鹿にされないといけないのか、
分からなかった。
いつか、「こんなに逃げ回っている人見たことない」
と言われたけれど、
私は、こんなに酒を飲んで一生懸命頑張っているのに。
どこが逃げているんだ。
と思った。
嫌いなピーマンを一生懸命食べて口に入れて、
飲み込めずにボロボロ、口から零れて垂れ流してる感覚だった。
（実際はピーマン好きなんだけどね。
例えばなしね。）
母親の生ゴミ入れだった私の体から、
どんどん生ゴミは溢れて、
口からは生ゴミのような、汚い言葉しか出てこなくなってた。
「だれも、私の事なんて分かってくれないんだ。」
「私は、1人ぼっちなんだ」
どんどんお酒と、タバコが増えて、
起き上がれなくなった。
会社にも行けなくなった。
結局、頼れないと思っていた親を頼った。
はっきりと言葉にして伝えたけど、
助けてもらえないどころか、また馬鹿にされた。
「あー、やっぱり誰も助けてくれないんだと思った。」
お酒は生きる手段にはならない。
誰がなんと言おうと、
合わないと思った環境は、
体を壊す前に、かえるべきだと学んだ。
体は資本だよね。
みんな！
酒は手段にはならないんだよ！！
って、知ってた？？（笑）
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